グラントリノ
ヤングタンのベースのタカノです。
クリントイーストウッドの最新作、「グラントリノ」を観ました。
凄い映画でした。激シブ。
クリントイーストウッドが立っているだけで、
カッコ良く仕上がらない訳は無いです。
そして少し笑えるし、最後には泣けます。
アメリカの差別主義者の頑固ジジイが、移民の少年と
仲良くなっていくうちに心を解きほぐされる、しかしそこにはギャングの影が…、
と簡単に説明しようとすると、大筋では良くあるストーリーです。
しかし魅せ方と演技で最高のものに仕上げています。
怒ったときの演技で出るオーラが尋常ではないです。
手を銃の形にするだけで、十分な威嚇が出来る人はなかなかいません。
ダーティハリー1はキリストをモチーフにしている所があるのですが、
イーストフッドも老年に差し掛かり、同じく暴力の表現の中で、
こういった形でキリストをモチーフにするとは、というのも感慨深いです。
あと、観客の年齢層がやたらと高かった。激シブだからね。