エレカシ野音


今年のエレカシの野音ライブは2daysでした。
色々とうまくいって2日間ともに参加しました。
2日間同じバンドのライブを観るのは初めてかもしれない。
同じ曲でも日によって違うのが分かるから、それもいい。


で、1日目は雨の中のライブ。
野外なので、カッパを着て雨に打たれながら観た。


この日のエレカシの印象は、何だか内面的な感じでした。
途中でサポートメンバーを外して4人だけで演奏したんだけど、
「遁生」「何も無き一夜」「いつものとおり」と、これは

ある青年が家に引き篭もってやることがない、やることがない、と言っているような曲。
4人で赤羽のスタジオに入って演奏している姿が浮かび、
「長年の仲なんだな」という様子が伝わってきて感動しました。


それからサポートが加わって色々と悩んでいるような曲があり、
最終的に今のエレカシがやっている希望のような曲で締める、
という流れのように感じられました。

ミヤジは読書家だからか、たまにライブでストーリーを作っている気がします。


2日目は、曇り空だったけど、雨は降らなかった。
対してこの日の印象は外面的。

1曲目から「奴隷天国」という曲だし。
最後の方で、ミヤジがその場で指示してアグレッシブな曲を続けて演奏してたりした。
その場で指示してやる曲は得てしてかなり盛り上がるのが凄い。


あと、この日は「曙光」と「土手」をやった。
実は2日間参加したのは、「今回こそ曙光をやるに違いない」と思ったから、
頑張って参加しました。やっと聴けた!満足です。


そんな訳で、両日演奏した「生命讃歌」や「ハナウタ」も全然違って聴こえた。
どっちもそれぞれの良さがあります。
まあ僕の主観なので、当然ながら人によって感想は全然違うでしょう。
ただ雨は辛かった。。。

しかし久しぶりに4人だけでの演奏を聴きました。
相変わらずハラハラする演奏です。
ハラハラしますが、その分互いに空気を読みながら演奏していて、
微妙にずらすテンポや間、緩急のつけ方がとても緊張感があります。
そういえばこの手に汗握る感じが、自分の大好きなエレカシでした。
正直たまにひどいけど。

でも、4人で立っているとバンドだな、という感じがします。
曲によっては今のサポートメンバーがいた方が
遙かに良い曲もいっぱいあると思います。
でも、たまには4人だけで演奏しても雰囲気変わって良いんじゃないでしょうか。

しかし寒くて立ちっぱなしで疲れた2日間でした。でも良いライブだった!