カズオイシグロの夜想曲集

 ヤングタンのベースのタカノです。

最近読んだ本で、カズオイシグロの夜想曲集というのがあって、
これ面白いです。

この人には「わたしを離さないで」「日の名残り」とか名作がいっぱいあるのですが、
ちょっとページも内容も厚いのでとっつきにくいです。
読みすすめていくとぶっ飛びますが。

ただ、この「夜想曲集」は短編集なので、入門にもちょうどいいです。
しかも、音楽がテーマ。結構深い知識に裏打ちされている。
読んでいて、夕暮れや夜のしんしんとした感じに浸れます。
心が静かになって、少し寂しくなります。
村上春樹好きな人はきっと好きになるでしょう。





あとは、「眼の冒険」という本もオススメです。
グラフィックデザイナーが、絵画や写真、ポスター、イラストなどを使って、
その手法・見方を教えてくれます。
たくさんのデザインが乗っているので、見てるだけで楽しい。

デザインのみの細かい話でなく、
ときにレッドツェッペリンやミステリー作家の島田荘司
映画のブレードランナーといった知識も交えながら
書かれてるので、デザインの素人でも読めます。

デザインを通して、人間って色々な発想をするもんだなー、
と勉強になります。