オケ完成
ヤングタンのベースのタカノです。
ただ今次のアルバムのレコーディングをしておりますが、
昨日やっと全曲の演奏を録り終えました。
一般的なレコーディングでは、まずドラムを録って、その上にベースを録って、
その上にギターを録って…と、一つ一つ楽器を重ねていって録音します。
実はレコーディングというのは、バンドが集まって一斉に演奏したものを
録音している訳ではないのです。
ですが、今回のヤングタンのレコーディングは、一発録りという、
全員で一斉に演奏したものを録音しているやり方です。
どっちの録音方法にも、メリット・デメリットがあります。
別々に録音すると、どれだけ間違えても、録音し直すのが簡単ですし、
それどころか後からPCで音を修正する、といった事も出来ます。
つまり、よりカッチリと完成されたものが出来上がります。
一発録りでは、誰かが間違えると全員が演奏しなおし、という
大きなリスクを孕んでいます。そして後からの修正が難しいです。
なので100%カッチリとは出来ませんが、その場の空気や勢いも含めた
音が録れます。
今回のヤングタンのアルバムでは、この空気や勢いを大事にしたいと考えたのです。
もちろん作品なので、ある程度のクオリティはなければいけません。
そういう訳で、グワーッとした曲では、勢いとクオリティ、
その両方が成立しているテイクを録音する必要があります。
昨日はこのグワーッをやったのですが、
「これはグワーが足りない」とか、
「グワーとしているが、スイマセン、実は私ここでミスタッチしました、やり直させて」
とか、とにかく大変でした。
レコーディングで初めて筋肉痛になった。
でも、いいものが出来ました。これで後は、歌を録ったら完成です。