2009年に読んだ面白かった本10冊

ヤングタンのベースのタカノです。

先日、2009年に観た映画ベスト10のブログを書きました。
もう2010年になってしまいましたが、昨年に読んで面白かった
本を10冊書いておきたいと思います。

映画とは違い、本ごとに趣旨が全然違うので、
今回はベスト10ではなく順不同で10冊です。
出来るだけ2009年発売の中から選びました。

1Q84

やっぱり村上春樹の新刊は面白かった。一気読みしました。
前半は今までにない展開だったけど、後半いつも通りになったのはアレだけど、
今年春に出る続編がとても楽しみです。




夜想曲

カズオイシグロの短編集。
この人の本は今年読み始めました。
過ぎ去ってしまったものを、とても美しい文章で描いてくれていると思います。
「わたしを離さないで」という本もオススメです。


・幻影の書

ポールオースターの新刊。
ある喜劇俳優が自分のためだけに映画を撮り続けることになった、
その一生とそれを追いかける主人公の話。
最近のオースターの中で一番面白かった。


・ツイッター140文字が世界を変える

最近ツイッターの本がたくさん発売されているけれども、
これが一番最初に出た専門書?になるのではないでしょうか。
ヤングタンのギターのケイさんも最近ツイッターを始めました。


・日本一江戸前寿司がわかる本

僕にはまだ寿司は分かりません。
でも、その奥深さの一端に触れられました。


デジタルネイティブの時代

これからモバイルとともに育ってきたデジタルネイティブ
社会にデビューし、またiPhoneの登場などで、
また世界が変わりそうです。
今読んでおいて良かったと思う。


・ドーン

平野啓一郎の小説。
図書館から借りて読んだけど、エレカシの雨の野音で
びしょ濡れにしてしまい、弁償した。
でも、後悔していないです。なぜなら面白かったから!
伊坂幸太郎の「ゴールデンスランバー」も検索とかを取り入れた
SF要素があったけど、この「ドーン」まで近未来のWEB社会を予測し、
かつそれを物語にした作品はまだ中々無いのではないでしょうか。


・この世でいちばん大事な「カネ」の話

西原理恵子の本。
マンガでなくとも、この人の本は胸を打つ。
とても正直に書かれているからでしょうか。
誰かと自分を比べて「カネ、カネ、」とあせっていた自分に、
大事なものを気づかせてくれました。


・影響力の武器

少し昔の本ですが、これはとても勉強になりました。
人の心が変化させられる手法を体系的にまとめた本。
営業系でのノウハウ本はたくさんあるけれど、
これは学術的にまとめられている。
とてもしっかりした内容で、名著と言われていますが、納得です。
今年一番勉強になった本でした。


・天使はブルースを歌う-横浜アウトサイド・ストーリー

ヨコハマメリー」という、かつて横浜にいた白塗りのおばあさんの娼婦についての
映画を観て、もうちょっとこの辺りを調べたいと思って読んだ本。
横浜の感じさせるノスタルジアが何だったのか、が分かりました。


本も映画も、10つでは紹介できないくらい、たくさんの
良い作品に出会う事が出来ました。
でも、まだまだ全然足りません。
今年はもっと色々なものを観て読んで感じていきたいと思います。