ソラトネの曲解説その2

ヤングタンのベースのタカノです。

今日は「ソラトネ」の解説第2回です。では早速。

  • マーチ

これも、ギターのケイさん、ドラムのミヤくん、僕の三人で演奏を作った曲に、シンノさんが歌メロを乗せてくれて出来た曲。危うくインストになり、「インスト2曲は多いなー」と保留になりそうだったが、シンノさんが歌メロをつけたので見事収録になりました。

マーチって曲は、マーチング的なドラムロールで始まるからというそれだけです。ただ、このドラムロール自体、ケイさんが曲のイメージを伝えた結果ついたものです。「おもちゃの兵隊がマーチングしている感じ」だったかな。それが歌詞にも反映されてますね。
他にドラムの聞き所は、やっぱり2番に入った所で基本のフレーズが変わる所です。ミヤくんぽいドラムで良いです。

そもそもバックの3人から作っていった曲なので、それぞれ展開を工夫してます。Bメロとサビが、基本FとEの2コードなので、どうやって展開を変更させるか、という事を考えながらベースラインを作りました。そしたら2コードで全然違うフレーズが4パターン出来た。すげえだろう。と、自慢げには言ってみましたが、こういうのって「アイツがこんな演奏しているからオレはこう弾こう」と皆で演奏しながら作った結果です。

  • fly me to the moon

これは本当に演奏するのが大変。聴いていて、テンポが速くなる所はハラハラする(笑)一発録りならではの緊張感があるなー。Humming.レコ発でも演奏した、結構昔からある曲。でも、未だに演奏は大変。

この曲のフレーズをケイさんが弾き始めたとき、ちょうどプラネテスのアニメが放映されていて、そんなイメージも加わっていて、「fly me to the moon」に。確かプラネテスに、月で生まれた少女の話があったような。エヴァやジャズの曲からこのタイトルになった訳ではないです。

実は昔はサビ?のような箇所でケイさんが歌を入れていました。
Cメロの展開がガラっと変わるパートが出来て、曲が一気に締まった。
自分のイメージではモグワイヤングタン風に演奏した感じです。

  • 白い旗に白い手

これはHumming.を作り終わってから、最初に出来た曲。だから昔のabcdefgレコードから出たintroというWEBマガジンにも別バージョンが収録されています。

凄くエモーショナルな曲だなー。間と最後に3拍子が来る展開に、迷走している過去が見え隠れしながら、うまくまとまって仕上がったと思います。この頃「このパートは少しゆっくり!」「ブレイクは拍子を少しずらして!」とか、全員で一緒に演奏しようとするクオリティをもっと上げようとピリピリしていて、若干ヤングタン内での色々な緊張が高まったときでした(笑)でも、結果演奏力が上がったので良かったんじゃないでしょうか。今はリラックスしてやっている平和な状態です。ダラッとしているとも言われる。

という訳で、あと残り4曲、またの機会にご紹介しまーす。


ヤングタンソラトネ」のダイジェスト版

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ソラトネ

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